日本食といえば刺身やお寿司!最近では生魚を食べて食中毒になるというのがありますがその原因が寄生虫アニサキス
ここ最近注目されるようになったアニサキス。
名前だけみると魚の種類かと思いますね。
いえ、これは寄生虫の名前なのです。
今、話題となっておりましてテレビでよく取り上げられています。
お笑い芸人で南海キャンディーズの山里良太さん、渡辺直美さんがアニサキスによる食中毒に苦しんだようです。
かなりの痛さだったそうです。
数年前からすでにアニサキスによる食中毒は起きてました。
注目されていなかっただけです。
2007年には6件ほどだったのが昨年は124件です。
寄生虫というくらいですから人の体内に入ります。
どこからやってくる?
具体的にどういう症状が出るのか?
防ぐ方法は?
なってしまったらどうする?
対策を教えます。
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1.アニサキスってどんな寄生虫でどういう経緯で食卓まで行くのか?
2.アニサキスは人間の中では生きられないけど害を与える
3.どういう魚にアニサキスがいるか?
4.アニサキスを食べないように、または駆除する方法は?
4-1.一番確実なのは加熱処理
4-2.-20度以上の温度で48時間以上冷凍
4-3.包丁で細かく刻んでつぶす
4-4.わさびやニンニクで死ぬ???
4-5.スーパーでアニサキスがいないのを見分ける方法
4-6.どうしても天然を食べたい場合はどうするばいい?
4-7.回転寿司は大丈夫???
5.症状が出てしまったらどうする?
アニサキスってどんな寄生虫でどういう経緯で食卓まで行くのか?
アニサキスは、体長が2ミリから3ミリほどの小さな幼虫です。
イトミミズが短くなったような大きさですね。
肉眼で確認できるほどの大きさです。
生まれは鯨、イルカ、トドの胃の中です。
そこで成長していきます。
そこから旅が始まります。
鯨などがフンをすると一緒にアニサキスの卵も放出されます。
それをオキアミが食べます。
オキアミの中でまた成長します。
今度はオキアミが魚に食べられます。
その魚の中で成長していきます。
要するにアニサキスというのは海の生物の中を住処にしているのです。
ここからが問題です。
その魚を我々人間が捕まえます。
ほとんどは死んだ状態で市場に出回ります。
魚が死ぬとアニサキスは胃の中から体の方へ移動するのです。
胃から栄養を得られなくなるからです。
だいたい刺身は、内臓を抜いてありますね。
身の上にいるアニサキスを人間が食べる。
こういう長い旅をして人間の胃の中にいくのです。
アニサキスは人間の中では生きられないけど害を与える
この寄生虫にとってクジラや魚の中は天国でした。
住みかとしていたくらいです。
特に害を与えたわけではなかったのです。
反対に人間の胃の中は酸が強く、アニサキスにとっては地獄なのです。
二日もすればアニサキスは死にます。
彼らにしてみれば「なんだ!ここは!!苦しい!!!死ぬ!!!」と苦しむのです。
そして脱出しようと胃を噛む。
その時のアレルギー症状で人間は激しい痛みを覚えるのです。
人によっては吐き気も出ます。
二日で死んだとしても症状は1週間は続きますので放っておくことはできませんね。
それが原因で死に至ったというケースはまだありません。
どういう魚にアニサキスがいるか?
寄生虫というのは生魚にいます。
熱を加えてある魚には寄生しません。
サバ、イワシ、カツオ、シャケ、イカ、サンマ、アジ、マグロなど普段食べる魚に多いです。
イクラにもいるといわれています。
イカは特に多いと言われています。
塩辛は冷凍ぜずに生の状態から作ってるので注意ですね。
肝を使っていますからね。
冷凍の関してはのちほど
ちなみに日本海産の魚は、元となる鯨やイルカが少ないのでアニサキスの心配はあまりないと言われています。
しかし、最近ではイルカの群れを日本海で見かけたなんて話もあるので油断はできないですね。
太平洋の魚の方が危険だってことは確かです。
アニサキスを食べないように、または駆除する方法は?
苦手な方は閲覧注意です。
やはり一番いいのは熱を加えることです。
当然焼くか、煮れば死滅します。
カツオなんかタタキが有効ですね。
とはいっても刺身は食べたいよ!!となりますが・・・・
タタキももし、内部に残っている場合があるので安全とはいいきれません。
刺身が食べたい!!!という方には冷凍がおすすめ!
-20度以上ですね。
現在の冷蔵庫だと-25度まで設定できると思います。
でも、年式によっては-18度のもあります。
冷凍するとおいししくないというイメージがありますが今の冷蔵は結構冷凍技術が優れています。
イカやエビみたいに冷凍するとおいしくなるというのもありますしね。
あんな小さい虫いちいち探してられない
熱は加えたくない、冷凍は解凍が面倒。
そういう時にいいのが細かく身を刻んでしまうことです。
ネギトロなんかいい例ですね。
細かくすれば虫はつぶれます。
細かく刻む料理でオススメはなめろうですかね。
一部でわさびやニンニクを大量にやればアニサキスは死ぬという説はありました。
しかし、それは全く効果がないそうです。
比率を身よりわさびの方を多くすれば効果はあるみたいですが・・・・・
そうなると食べたくなくなりますよね???
スーパーで鮮魚を選ぶ際にポイントがあります。
それは、天然か養殖かです。
最近の養殖はお美味しくなっていますがやはりおいしさで選ぶなら天然でしょう。
しかし、天然はアニサキスがいる可能性が高いです。
ポイントはアニサキスがいるオキアミを魚が食べているかどうかなのです。
天然だと食べている可能性が高いですが養殖の魚は、人間が作った餌を食べています。
養殖でもオキアミが紛れ込むんじゃないの??という心配はありますが病気のことを考えてそういうのが紛れ込まないようになっています。
なのでアニサキスを気にするなら養殖を選ぶといいです。
ちなみにサーモンは養殖がほとんどだそうです。
なので安心と思われがちですが盛り合わせの場合だと他から移ってる可能性あります。
魚で有名な旅館やホテルでは天然の魚食べたいですよね?
養殖だからいやだなんて言えません。
こういうところの魚は新鮮なのでついていることは少ないですが一応みましょう。
新鮮なうちは胃の中にいます。
新鮮じゃなくなってくると身にいってさらに時間がたつと身の中に入っていくので
わからなくなります。
総じて鮮度の低い天然の魚ほど危険だということです。
回転寿司というと生魚です。
不安になってきますね。
回転すしの場合は冷凍物が多いとのことです。
どの大手チェーンもマイナス20度で48時間冷凍しています。
冷凍じゃない魚は養殖でアニサキスの原因となるオキアミが入らない環境になっている。
さらに、水揚げしてすぐに内臓を取り出しているそうです。
そこまで徹底していれば安心ですね。
逆にうちは天然物を使ってるよという高級店は危ないですね。
対策は練っているでしょうけど・・・・
肝の寿司なんかはちょっと怖いですね。
症状が出てしまったらどうする?
生魚を食べて数時間くらいでお腹に激痛が
そう思ったらアニサキスを疑いましょう。
1日や2日で取れる痛みじゃあありません。
すぐに病院へ!
内視鏡手術で簡単に取り除いてくれます。
内視鏡なので体を切ることはありません。
実際知り合いがそれで病院行きましたがいたそうです。
すでに死んだあとだったみたいですが・・・
ちなみにはじめてアニサキスに噛まれたとしても痛みはほとんどなく、2回目からアレルギー反応で痛くなります。
スズメバチに2度目刺されると死ぬと似たような感じですね。
なお、正露丸が効くといううわさもあります。
痛みは軽減されるみたいですがやはり取ってもらったほうがいいですね。
病院まで我慢できないって時に飲むといいです。